2012年11月11日

ワイン色の季節






ワインが美味しい季節です。そしてボージョレ・ヌーヴォーが
入ってくる頃になると、まわりのアイビーもワイン色に紅葉します。

その頃になると、あのイタリアの避暑地コモ湖を思います。
コモの海辺にからまるアイビーの紅葉とロイヤルブルーの
デッキチェアの見事なカラーコーディネーションが忘れられず、
私の中でイタリアの秋が広がります。


そんなイメージで演出した食卓は、アイビーと深い藍色の
江戸期の染付け七寸柄を組み合わせました。

テーブルクロスも葡萄柄です。バスケットには
ボージョレのワインと野葡萄や紫式部の実が・・・・。
何もかもワイン色のテーブルも素敵ですが、今年はワインカラーと
藍色とのおしゃれな色合せを楽しみます。

テーブルにはヨーロッパの秋の憂愁色がまろやかに流れます。


葡萄の香りのする街があります。北イタリアから南のローマへ、
たくさんの葡萄畑を横切って、途中、小さな村に立ち寄りました。

石畳の小径の奥に二階建ての家が散在し、静かです。
木々の間からこぼれる午後のゆるやかな光と影。
ここは葡萄の街というのかしら・・・・葡萄の香りがする街なのです。


藍色とワイン色でのカラーコーディネーション。秋の夜のしあわせを
思いつつ・・・・ボージョレ・ヌーヴォーが出る頃になると、フランスではなく
イタリアの、私が名づけた葡萄の街を思い出します。


「あいの食卓」より
 
 
posted by CAJ at 13:00| 秋篠野 安生 エッセイ | 更新情報をチェックする
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