2012年10月16日

秋の香りを感じる午後、一杯のティーがもたらす贅沢

秋の香りを感じる午後、一杯のティーがもたらす贅沢

街中を歩いていて、ふっと、風が運んでくる
秋の香りを感じることがあります。
それは澄んだ空、乾いた木々や木の葉の香り…。

夏が終わり、少しずつ日が短くなるこの時期
大切な午後の時間を、ゆっくりとティータイムで
楽しんでみてはいかがでしょうか?


私は秋という季節が、大好きです。
「わあ、秋になったんだなあ」と思うと、
毎日がんばっている自分に、ちょっとしたくつろぎの時間を
プレゼントしたくなってしまうのです。
そう、自分へのささやかなご褒美に、お気に入りのカップで
おいしいお茶を一杯…。


フランスやイタリアのカフェでは、あちらこちらで
午後のティータイムを楽しむ人たちの姿をみかけます。
ティーの本場イギリスでは、お茶の時間はなくては
ならないもの。ヨーロッパの人たちにとってティータイムは、
心の疲れを癒す大切なひとときなのです。


みなさんも、マグカップ、中国茶器、デミタスカップに
ティーカップと、「お気に入り」のカップをたくさん集めて、
ご自分のため、家族やお友達のための「おもてなし」の
ティータイムを楽しんでみてはいかがでしょう?


写真のデミタスカップは、私の大のお気に入り。
カップの底の赤い模様が、白いソーサーにほんのりと映る、
遊び心あふれた品です。このカップでお茶をいただくと、
不思議と気分がやわらいでくるのです。


ティータイムの演出は、そのときの気分に合わせてどうぞ。
お揃いのティーポット、カップ&ソーサー、そして
プチケーキやスコーン、サンドイッチを乗せた
3段コンポートを用意して、本格的な英国風アフタヌーン
ティーを楽しむのもよし、お湯のみと急須、おいしい和菓子と
日本茶で和風ティータイムとしゃれてみるのもよし…。
かわいらしいデミタスカップにコーヒーポット、
そこに一口チョコレートを添えて「コーヒーブレイク」と
いうのもリラックスできますね。


飲み物も、ダージリンやアッサムなどの紅茶、ハーブティー、
エスプレッソコーヒーとなんでもよいのです。
大切なのは、くつろぎの時間をプレゼントすること。
ひと息いれてホッとできる時間をもつことですから。


お茶をいただくときのお花も、やさしくて、かわいらしい
ものが一番ですね。今回は小さなバラに秋あじさい、
スカビオサ、リボングラスといったやさしげな草花を
コーディネートしてみました。花器を用意しないで
ソーサーの上にさりげなく飾る、こうしたお遊びも
気のおけないティータイムならでは。

「ひと息いれる」とは、気をいれる、元気をいれるということ。
仕事のことも家事のこともすべて忘れて、ゆっくりと一杯の
お茶をいただく。なんと贅沢で、豊かなひと時でしょう。

そうした時間がもてたなら、きっと心豊かでゆとりある日々が
送れるはず…。そう思いませんか?


毎日が忙しく過ぎていくこの時代だからこそ、
秋の香りを感じながらお茶を楽しむ。
そんなくつろぎの時間を、ぜひ取り入れていただけたらと思います。

(citymenu 連載エッセイ より)

写真:吉岡 宏
 
 
posted by CAJ at 16:00| 秋篠野 安生 エッセイ | 更新情報をチェックする
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