2012年09月15日

「十五夜と十三夜」“宝鏡を持つ帝釈天が人間界を訪れる夜”


お月見


中秋の名月にはお月見をする人も多いと思いますが、
十五夜だけでは片見月になってしまいます。昔はこれを忌み嫌い、
必ず十五夜と十三夜の月を愛でました。


十五夜は旧暦八月(現在九月)十五日、
十三夜は旧暦九月(現在十月)十三日です。



ところで、帝釈天が十五夜と十三夜に人間界を回るのを
御存知ですか?

古代インドの思想では、人間界は七つの山と七つの海でできており、
その中心となる最高峰の山である須弥山(しゅみせん)には
帝釈天が住んでいるとされました。

帝釈天は人間世界を見渡して、人が善行に励み悪行に走らないよう
見守っています。手には帝網を持っており、その結び目は
水晶の宝の珠でできています。珠は世界に住む一人ひとりの心で、
ひとつの心がとなりの結び目の心に話しかけると水晶の珠は光り輝き、
それがさらにとなりの結び目の心に伝わります。

こうして次から次へとまるで鈴の音が鳴り響くように伝わるのです。
宇宙のすべての生命は綱の目のように繋がり水晶の輝きで照らし合い、
響き合う事でなりたっているというわけです。



十五夜と十三夜の夜になると、帝釈天は宝鏡を持って人間界を訪れます。
そして、帝綱の目から闇の底に落ちて光を失った珠を受けとめます。

すると珠は再び光を放ち響きあうようになるのです。
この帝釈天の宝鏡の形代(かたしろ)がお月様なのです。


お月見にはこんないわれもあることを思いつつ、お月様の
光をたっぷりと受けとめましょう。


『「気」の12ヶ月 季礼で暮らしを浄化する』より
 
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